太陽と風のダンス



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お祭りか、日常か

読んでいて、10年くらい前?に流行った「意味より強度」なんて言葉がアタマに浮かんだ。学生時代に読んでいたら、もっと影響を受けていたかもしれない。いま読むと、うらやましいと思う反面、「それが全てではない」と反発する気持ちも芽生えてしまう。

お祭りは、終わりがあるから楽しいのであって。自分は、仕事ちゃんとして、大切な息抜きとしてたまに踊りに行くぐらいがちょうどいいのだなぁ、と再確認。

「終わり」が来る前の「強い一瞬」を余すことなく描いている、という意味では非常に貴重な一冊だと思う。それとも、「(お祭りの)終わりが来ない」、ずっと踊り続けるという新しい生き方を実践する人々が今後増えていくのかしら。
世界の踊るバカ者たち

まず話のスケールが大きい。茅ヶ崎からタイ、インドへ行くあたりは「深夜特急」レベルだけれど、あっという間に「地球は裏庭」くらいのスケールまで話が進んでしまう。65億人の人口を抱えたネット時代はここまで世界が狭くなり、コミュニケーションも可能になっているのかと驚いた。
自転車で7年半も世界中を旅した石田ゆうすけ氏の「行かずに死ねるか」でも感じた「世界の狭さ」を感じさせる本であると同時に、ダンスを生き甲斐にする人々が世界中にたくさんいることを教えてくれる本でもあった。彼らは共通の価値観を持っているためか、コミュニケーションが容易でどんどん友達になっていく。イスラエル人に悪印象を持っていたけど、この本を読んで少し考えが変わったし。
マケドニアに行くまではひたすら痛快。何度も大声で笑った。日常になんらかの生きづらさを感じている人は読む価値があると思う。

檻の中で戯れ続けるしかない

「東京で起これば良かったのに」。
阪神大震災が起こったときに鶴見済が書いた言葉だ。
不謹慎だ。
でも、これは別の解釈をすべきだ。
ぼくらは何かを待っている。
かわりばえのしない日々を──「終わりなき日常」を──おくるぼくたちにとって、生への歓喜へ続くような何かを。
自分の存在さえもリアルに感じない時代にあっては生命の危機すらその対象となってしまう。
確かに世の中は生きづらいし、馬鹿馬鹿しいことだらけだ。
でも「旅バカ」ゴルゴ内藤が体験しているとおり、それだけではないんだ。
世の中を見渡してみれば楽しいこと(トキメキ!)は結構ころがっているんだぜ!
この本からそんな言葉が聞こえてきた。
考え方マジで変わりました

とにかく痛快!パーティー初心者の人って、周りの雰囲気に飲まれることよくありますよね!これ読んでみてくださいよ。僕は、思い切ってパーティーが楽しめるようになりましたね!気後れして尻込みすることなんてなくなるんです!ダサい俺でも、踊っていれば他の誰よりかっこいいんだ!って思えてくる!ちまちましたアホな悩みは全部ぶった斬りです!ゴルゴ博士に感謝!!
熱い!!

本当に面白かった! 
スラスラと読み進められるだけじゃなく、言葉のひとつひとつから主人公や著者の、レイヴやダンスに対する熱い想いが伝わってくる。ダンスフロアで大汗かきながら大地を踏みしめるこの感覚。レイヴでしか味わえないと思っていたこの感覚が、文章に引き込まれていくうちにいつの間にか自分の中に沸き起こっていた。

法律や世間体や常識ではなく、自分が正しいと思ったことをどこまでも信じ続ける潔さ。知識ではなく経験を、思考ではなく感性を拠りどころとしてどこまでもフルオンで立ち向かっていく主人公に拍手をおくりたい。

これは単なる物語じゃない。ふにゃけた時代に生きるぼくたちに、あるひとつの生き方を提示する名著だと思う。



太田出版
RAVE TRAVELLER―踊る旅人
アディクトの優劣感
太陽と風のダンスII (DVD)
デラシネ(01) トルコ皆既日食フェスティバル
サイケデリック・トランス・パーティ・ハンドブック







         
         
         
         

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