台湾人と日本精神(リップンチェンシン)―日本人よ胸をはりなさい (小学館文庫)



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台湾人と日本精神(リップンチェンシン)―日本人よ胸をはりなさい (小学館文庫)
台湾人と日本精神(リップンチェンシン)―日本人よ胸をはりなさい (小学館文庫)

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中国人と台湾人の気質の違いのルーツ

心に残った言葉

p.56 一流の人材を次々と台湾に送り込む

→日本政府が台湾を単なる植民地として搾取するつもりではなく、自国の領土として
扱っていたことが分かります。企業の海外進出についても、一線級の人材を送り込む
会社は本気で海外に市場を拡大しようとしています。一部の会社は、なんとなく時代
の流れで社員を駐在させて、成果について厳格でないため、特に董事長・総経理クラ
スの人間の天国になっています。トップとしての責任感や自覚を持ってもらいたいと
おもいます。

p.64 後藤氏は、「金を残す人生は下、事業を残す人生は中、人を残す人生こそが
上なり」後藤新平の座右の銘

p.70 欧米列強諸国の植民地経営は、愚民化政策の下に一方的な搾取を行うばかりで、
現地民の民度向上、教育など考えの及ばぬところであった。
日本の台湾統治は、「同化政策」の下に、外地(台湾)も内地と同じように教育系統を整
備し、その民度を向上させるべく諸制度改革などあらゆる努力が払われたのである。

p.78 台湾人にとって「墓」をまもることは、子孫の大事な務めであり、これを怠るもの
は親不孝者としてみなされ、周囲からの信用を失うことにもなりかねない。

p.164 「公」に身をおくものはいかなることがあろうとも高潔であり続け、社会の模範
たるをしっかり認識していたので、日本統治時代には贈賄・収賄などというものは存在
しなかった。

p.218 戦後、台湾では、日本精神なるものが薄れてゆき、自分さえ良ければよいとい
う中国式に染まりつつある現状を憂いています。
p.225 中国社会は全てが「金」と「権力」の社会なのだ。

→確かに中国は自己中心的な人が多いです。「内」と「外」の垣根が非常に高い。身内
や友人に対しては非常に親切な人が、ひとたび「外」の人に対して信じられない態度を
する。中国の共産主義の時代に、特権階級だけが得をしている姿を見てきた影響かもし
れません。
ルールが無ければ、人が見ていなければ何をしてもいいという超合理的な国民が中国人
だとおもいます。「徳」「倫理」という概念を勉強すべきでしょう。もとは儒教の国なの
ですから。
そんなに崇高だった日本人は、今いずこ...。

最近仕事の関係で知り合ったTさんという台湾人の若者がいます。30代前半の彼は大変な日本ファンで、中でも日本のTVドラマに対しては自ら認める「中毒」ぶりです。これまで見た日本製ドラマは数知れず、主演俳優の名前やあらすじなど、私の半端な知識など到底及びもつきません。そして、驚く私を前に微笑みながら彼曰く、「自分のまわりはそんな台湾人だらけです」と。

なぜなんだろう。日本は戦争中に台湾に対しても酷いことをしたのではなかったか!?それがこの本を手にしたきっかけでした。そして自分の考えが根本的に改められました。そうなのか、かつては日本はそうだったのか、と。

Tさんは日本による統治時代を直接知る世代ではありません。むしろ、中国による反日教育に晒された世代のはずです。しかし、かつての統治時代を知る台湾人たちの日本への想いは、そうたやすく中国の偏狭な政策で捻じ曲げられるものではなく、後の世代へ脈々と受け継がれていったのでしょう。

台湾が戦後、中国によって変わっていったように、日本も米国との関わり合いの中で多くのものを失っていったとおもいます。この本は、他国からの干渉に翻弄される前の純粋な日本と台湾が、戦争という大混乱期にあっても互いに敬い慈しみ合った貴重で驚くべき記録です。また、かつて存在したそのような崇高な日本人は一体どこに行ってしまったのか、大いに考えさせられる本です。
私達は自信を持ってもいいのかも知れない。

私も小林よしのり著「台湾論」とともに読むことをお勧めする。
この二つの本は兄弟である。
内容に関して言えば、非常に簡潔でわかりやすく衝撃的である。
そして圧倒的に面白い。
(面白いという言葉は適切ではないかもしれないが)
映像として映画にでもならないかと期待している。
本書出版への流れ

小林よしのり著「台湾論」とともに読むことをお勧めする。

《本書出版への流れ》
「台湾人と日本精神」(単行本)出版

小林氏「台湾論」執筆中に読み、感動する

「台湾論」日本で出版(売上は30万部以上)

「台湾論」台湾で出版するも大騒動となり、小林氏ブラックリストに載り、台湾入国禁止となる

その余波を受け「台湾人と日本精神」販売中止となる

この騒動についても大幅に加筆して文庫化し、小学館から再出版
(これが本書)
日本人元来の「公」美徳精神の再評価

 日本統治時代(一八九五?一九四五)に生まれて、日本人教師たちから愛され「公」の観念を学んだ結果、素朴に日本国家という「公」を愛するようになって一人の個を形成した著者・蔡焜燦氏。中国人に見出せぬ一方台湾人にある「公」の道徳観こそは、当時の日本による教育に根ざすもので、この倫理基準こそは台湾が“他の近代国家と伍して恥じない”秩序ある法治社会を築く精神的土壌となったことを反芻。著者は今日台湾所属ながら、「公」をはじめ勤勉、正直、約束遵守、犠牲的精神などの美徳を、日本人が元来伝統的にもつ「日本精神」として価値視しています。現地に蔓延した伝染病を駆逐した後藤新平氏、嘉南大しゅう(漢字は土へんに川)(台湾南部・嘉南平野に農業を開拓した「烏頭山ダム」と水路網)に献身した八田與一氏、日月潭(にちげつたん)の水力発電事業(台北・高雄間大電力送電を実現)や司法・教育改革を断行した明石元二郎氏…。台湾における数多の日本人功労者の紹介、その底辺をなす日本人固有の精神的美徳、またこれを受継ぐ李登輝前総統や許文龍氏ら台湾人士たちの美談の数々とともに、そういう“日本”を衷心から愛する著者の率直な心情がひしひしと伝わってくるのが本著の素晴らしいところ。一人の日本人読者として私は、これら列伝の日本人に素直に敬意を表し、彼らを範として赴任地に尽くすべき自己の位置を確認しました。また自分自身が日本人本来の美徳に力強く立ち、子孫に遺してゆくべく責任を痛感しました。歴史についての“無知”“虚構”の逆風教育環境を逸早く克服、日本人がその美徳を回復し自信をもって体現していくことが、アジア全体の為に資すると著者も激励。この美徳・価値観を共通の土台として、国境のない豊かで麗しい文化的・経済的関係を、日本と台湾、日本人と台湾人が様々なチャネルを通じて堅固に築き、モデルとして提示していくべきでしょう。日本教文社から単行本、小学館から文庫本で出版。



小学館
新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論
李登輝学校の教え (小学館文庫)
街道をゆく (40) (朝日文芸文庫)
日本人はとても素敵だった―忘れ去られようとしている日本国という名を持っていた台湾人の心象風景 (シリーズ日本人の誇り)
パール判事の日本無罪論 (小学館文庫)







         
         
         
         

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