入門書に最適
著者が1992年に東京大学出版会から出している学術書『台湾 分裂国家と民主化』をベースにしながら2000年までの推移を書き足し、更に一般の読者の為に平易な文章でコンパクトにまとめ直した新書。「いきなり学術書から入るのはちょっと」「台湾問題の全容を手っ取り早く正確に知りたい」「専門書をめくり直すのが面倒」という人に推薦できる良書。
ほかの本との併読を勧める
大まかな台湾の歴史を理解するには便利な本。ただし著者である若林教授の立場は一貫して民進党(台湾独立派)に近く、公正さには疑問が残る。ほかの著者(例えば戴国W教授など)の著書と併せて読まれることを勧める。
台湾入門書
この本は台湾の入門書と言っていいとおもいます。 私は最近台湾の歴史に関心を持ち始めて、詳しく、そして初心者でもわかりやすい本を探しておりました。この本は私にとって、うってつけの本でした。さらに情報自体も新しいので、最近の台湾の事情についてもわかるとおもいます。私のように台湾を知りたいけどどの本からはじめていいかわからない人にはお勧めです。
筑摩書房
台湾―四百年の歴史と展望 (中公新書) 哈日族 -なぜ日本が好きなのか (光文社新書) 台湾 分裂国家と民主化 (東アジアの国家と社会) 台湾総統列伝―米中関係の裏面史 (中公新書ラクレ) 台湾 したたかな隣人 (集英社新書)
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